構造
テープ、エレメント(務歯)、スライダー(開閉部品)で構成される。
- テープ
- 現在はポリエステルが主体となっているが、用途によっては合繊テープや綿テープも用いる。特殊なものには撥水性の物や電磁波を通さないものなどもある。エレメントが固定される端部は厚くなっているものが多く、その厚みを増した部分は特に「芯紐」と呼ばれる。
- エレメント(務歯)
- エレメントの噛み合う部分を務歯頭部といい、これが噛み合うことでファスナーの働きをする。
- スライダー
- ファスナーを開閉する時に、エレメントをかみ合わせたり離したりする役目をする。金属製の場合はプレス製やダイカスト製の物が代表的。務歯およびスライダーはプラスチックで作られることも多い。「引き手」が付いていて指先でつまみ易くなっている。引き手が取り付けられている穴を作るための突起部は「柱」と呼ばれる。
エレメントの並んだ上下端部には「上止」と「下止」があり、スライダーが跳び出すのを防ぐと共にエレメントの固定を助けている。上止は左右のテープの端で別々に取り付けられていて、下止は常に左右のテープを繋ぎ止めている。 一般的な「止製品」では以上の構造で終わるが、より複雑な「開製品」や「逆開製品」では、止製品の構造に加えて「箱」「箱棒」「蝶棒」が増える。開製品では下止の代わりに箱、箱棒、蝶棒が付いていて、蝶棒が箱から抜けることで左右のテープが完全に分かれることが出来る。逆開製品では下止だけでなく上止の部分にも箱、箱棒、蝶棒が付いていて、上下のいずれからでもスライダーによって左右を繋ぐことが出来る。